ハワイ旅行のオプショナルツアーで常に人気の上位を占めるルアウショー。ハワイのそれぞれの島では、色々なスタイルのルアウショーが開催されている。フラの発祥地と言われるカウアイ島では、本格的且つ伝統的なエンターテインメントとハワイアン料理を堪能できるショーをはじめ、当時のルアウ(ハワイアンスタイルのパーティー)の振る舞いでアットホームに迎えてくれるショー、演劇色あるポリネシアンショーをモダンにアレンジしたショーなど様々なスタイルのルアウショーが提供されている。どのルアウショーも身も心も癒されるハワイアンミュージック、フラ、タヒチアンダンス、サモアン・ファイヤーナイフダンスなどの個性的なポリネシアンダンスでゲストを楽しませてくれる。
そして、ルアウショーの楽しみのひとつが料理だろう。特にカウアイではルアウと言えば食べ放題のバイキング形式が一般的だ。まず、ルアウ料理のメインとして欠かせないのが「カルア・ピッグ」。ハワイアンで「イム」と言われるこの蒸し料理は、地面に掘ったイム(蒸し炉)の中で、バナナの葉に包まれた豚肉が半日以上じっくり蒸される。程よくスモークフレイバーがきいたジューシーで柔らかい肉はシンプルながらも忘れられないハワイの味になるだろう。前菜の「ポケ」やデザートにあたる「ハウピア」は定番メニュー。また、ハワイアンが貿易船で様々な国を回る旅路で生み出した料理と言われる「ロミロミ・サーモン」、「チキン・ロングライス」、「ピピ・カウラ」なども味わえる。その他のルアウ料理として、「スクィド(イカ)・ルアウ」や「チキン・ルアウ」(タロイモの葉とイカまたは鶏肉をココナッツミルクとハワイアンソルトで煮込むだけのシンプルな料理だがパシフィック風味がクセになる)などはローカルのプライベートルアウなどには欠かせないメニューのひとつに挙げられる。機会があれば是非試してみたい一品だ。
もちろん、お酒やマイタイなどのハワイアンカクテルドリンク、トロピカルソフトドリンクは欠かせない。食べて飲んでハワイアン・ナイトを楽しもう!エンターテインメントや料理の内容は、開催されるルアウショーによって異なるので要チェックを。
主なルアウショーは、夕方のサンセットタイムに合わせて設定されていることが多い。規模は大小さまざまだが基本的に事前予約制となっている。キャンセル料は予約日から100%かかるところが多いので、確実な旅行スケジュールにあわせて予約しよう。
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Columnルアウの語源
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ハワイアンスタイルのパーティーといえばルアウ。もともと古代のハワイ文化では、男性と女性は同じ席で食事をすることが許されなかった。そのしきたりを1819年に解放したのがリホリホの名で知られているカメハメハ2世だった。その当時、男女が同じ席で食事をしたのが最初のルアウと言われている。諸説では、当時パイナと呼ばれたこれらの祝宴で振る舞われた料理に使われた大量のタロイモの葉(ルアウ)から連想して「ルアウ」と呼ばれるようになり現代に至るようだ。