カウアイ島で気軽に楽しめるウォーター・アクティビティーと言えばチュービング。カウアイには、約150年前に技術者たちの手作業によって作られたキャナルと呼ばれる農業用水路がある。カウアイの象徴であるワイアレアレ山から流れ出る豊かな水をサトウキビ畑に利用するために長い年月を経て作られたものだ。サトウキビ産業が衰退して以降、今も変わらずプランテーション跡地に豊富な水量が流れ続けている。その長い長いキャナルの一部をアクティビティーに利用したのがチュービング・ツアーだ。
ツアーは、チェックイン・ステーションからシャトルに乗って約1時間、ジャングルを通り抜けキャナルの出発ラインからチュービングへといざ出発。大きな浮き輪のチューブにお尻をスッポリ入れて腰掛けるスタイルで、約4キロメートルの水辺を軽快に下っていく。まるでアミューズメントパークのウォーター・アトラクションのような感覚でトンネルをくぐり抜けながら進む。水の流れに身をまかせればよいだけなので大人から子供まで気軽にチャレンジできるのがチュービングの特徴だ。
服装は、水に濡れることを前提に下には水着を着用しておくことをオススメする。足元はウォーターシューズやスポーツサンダルなどの滑らない脱げない靴が安心できるだろう。
ハワイ諸島の中でも希少なキャナルの歴史に触れながら、他島では体感することのできないアクティビティーを楽しんでほしい。