リフエ空港のお役立ち情報 出発編

カウアイ島の旅の締めくくりは空の玄関口「リフエ空港」です。他島への空路移動、または日本への帰路(ホノルル経由)の出発点はリフエ空港を利用します。リフエ空港に到着したら、まずは利用する航空会社のチェックインカウンターへ向かいましょう。日本から旅行で訪れた場合、ほとんどの人はハワイアン航空を利用することになるでしょう。小さな空港ですが、ハワイの朝はとても早く通勤や旅行者で混雑しています。時間帯によっては、チェックインやセキュリティーチェックポイントでは長蛇の列ができることもありますので十分余裕をもって行動してください。一般的には航空会社や旅行会社がアドバイスする出発時間の2時間前までには空港に到着するようにしましょう。

リフエ空港 ハワイアン航空
ハワイアン航空のチェックインカウンターは「Hawaiian Airlines」の表示看板が目印。

以下、宿泊施設からリフエ空港までの移動手段ごとに空港到着後の流れ説明します。空港内の位置関係は、到着編を参照ください。

レンタカーを利用する人は

レンタカーの返却場所を事前に確認してください。車の返却を済ませたらレンタカー会社が専用のシャトルバスで空港ターミナルのシャトル乗降場まで送迎してくれます。乗降場からターミナルビルに向かう横断歩道を渡ると目の前にはTSAセキュリティーチェックポイントがあります。ハワイアン航空のチェックインカウンターは左側にあります。

タクシーや送迎サービスを利用する人は

ハワイアン航空のチェックインカウンターの前あたりで降ろしてくれます。タクシーの場合、運転手に航空会社の名前を伝えておくとハワイアン航空のチェックインカウンター近くで停車してくれることもあります。くれぐれも車に置き忘れがないよう、手荷物を必ず確認してください。車を降りたら「Check In(チェックイン)」の看板を目印に進みましょう。

公共バス「カウアイ・バス」を利用する人

リフエ空港には停留場が2つあります。空港ターミナルの敷地内に入って最初のバス停留場「バゲージクレームA」で下車した場合は、下車した車両と同じ進行方向にターミナルを右手に見ながら直進し、TSAセキュリティーチェックポイントを通り越してハワイアン航空チェックインカウンターへ向かいましょう。北側にある「ハワイアン・バゲージクレーム」で下車した場合は、ターミナルを左手に見ながら少し戻るように直進し、ハワイアン・バゲージクレーム(バゲージクレームB)を通り越してハワイアン航空チェックインカウンターへ向かいましょう。

リフエ空港 TSAセキュリティーチェックポイント
TSAセキュリティーチェックポイント正面。

チェックイン手続き

日本への帰国または他島へ出発する際、手荷物は検疫(Agricultural Inspection)を通す必要はありません。荷物を持ったまま直接ハワイアン航空のカウンターへ向かいましょう。航空会社のカウンターでチェックイン手続きを行ってくれる場合もありますが、現在ほとんどの場合は航空券の発券もスーツケースにつけるタグの出力もKIOSK(キオスク)と呼ばれる自動チェックイン機を使って自分で手続きすることができます。稀に航空会社の規制に該当する人はキオスクを利用できないケース(例:ペット連れの人など)がありますので確認してください。キオスクは日本語表示を選べるようになっていますし、航空会社の係員が親切に手伝ってくれるので解らなかったら遠慮しないで「ヘルプ・ミー・プリーズ」と声をかけましょう。必ず受け取った荷物タグに明記されている行き先を確認してください。特に日本へ帰国する人は、NRT(成田空港)、HND(羽田空港)などの日本国内の空港名が明記してあれば乗り継ぎするホノルルでは預け荷物を受け取ることなくスルーになるはずです。HNL(ダニエル・イノウエ・インターナショナル空港)やKOA(エリソン・オニヅカ・コナ・インターナショナル・アット・ケアホレ空港)になっている人は、それぞれの乗り継ぎする空港で一旦荷物を受け取って国際線の航空会社カウンターでチェックインの手続きをしなければなりません。

受託手荷物を預ける

スーツケースなどの航空会社に預ける手荷物(受託手荷物)に荷物タグを付けたら、ハワイアン航空カウンター横のバゲージドロップ(荷物検査)へ預けます。荷物引換券は必ず最終目的地まで手元に控えておきましょう。なお、スーツケースの鍵はTSAロックと呼ばれる鍵以外は、開錠して預けなければなりません。TSA職員がスーツケースの中身を確認しなければならない事態に備えておきましょう。

TSAセキュリティーチェックポイント

搭乗券とパスポート、機内持込手荷物を持って、TSAセキュリティーチェックポイントへ向かいましょう。搭乗券に「TSA Pre check」と明記されている人と明記されていない人では、TSAセキュリティーチェックポイントで並ぶ列が異なりますが、入口で同行者と別れても出口は同じなので心配はいりません。

係員にパスポートと搭乗券を提示して先へ進みます。ノートパソコンや携帯電話などの電子機器、食物類は、バックから出して検査機を通します。約100ミリリットル以上の液体を持ってセキュリティーチェックは通過できませんので気をつけましょう。なお、ペースメーカーや人工骨などの人工的なものが体内にある人は機械を通る前に職員に申し出るか、英語で書いたメモなどを事前に用意しておくのも良いでしょう。

TSAに関する注意事項はThe Department of Homeland Securityの公式サイト(英語)を参照ください。

搭乗ゲートへ

TSAセキュリティーチェックポイントを通過したら、搭乗券に書かれている「GATE(搭乗口)」の番号と「Boarding Time(搭乗開始時間)」を確認しましょう。ゲート番号 #3、#4、#5、#6は左へ、#7、#8、#9、#10は右へと進みます。搭乗口が変更になることが度々あります。ゲートへ着いたらモニター画面に表示されている便名と行き先を確認しておくと安心です。万が一、飛行機に遅延がでた場合でもアナウンスと共にモニター画面に新しいスケジュールが表示されます。アナウンスは英語のためモニター画面でチェックするとより確実ですね。搭乗時刻までには搭乗口の待合室に戻りましょう。搭乗優先順位の案内に従って搭乗します。カウアイ島の思い出を胸に、いざ出発です。

いかがでしたか?旅行者の大半が利用するホノルルの空港と大きく違う点は、航空会社の日本語スタッフが常駐していないことです。それでも基本的にはハワイ諸島のどの空港も同じような流れになります。出発時のイメージを知っておくだけで、ほんの少しの安心感と余裕が生まれるのではないでしょうか。