カウアイ島の新しい道路標識を発見

モクの道路標識

カウアイをドライブしている時に見慣れない道路サインを発見!リフエ空港からハイウェイに出たところにある「Kalapaki(カラパキ)」と書かれたサイン。え?カラパキってここからまだまだ先のカラパキビーチのあたりだよね?「この先にカラパキがあるよ」という意味かなあと無理やり納得していたのだが…もちろん違っていた。実はカウアイ政府が、最近になって推奨している昔からあるハワイアンの地名・区域分けの標識だったのだ。

ちょっと勉強してみた。ハワイのどの島も、昔は同じ名前で大きく区域分けされており、これを「Moku(モク)」と呼ばれていたようだ。日本の都市部にある東区、西区、南区、北区のようなものと考えると解かりやすいかもしれない。そのモクの中は、いくつもの町(アフプアア)に分けられ、それぞれの地名が付いているわけだ。

カウアイ政府発行の区域案内
カウアイ政府から住民に配布された区域分けに関するチラシ
カウアイ政府発行のモク一覧表
裏面には地区名(モク)の一覧が記されている

私が見つけたKalapakiの標識は、ここからが昔ながらの地名でいう「カラパキ地区」ですよというサインだったのだ。しかし、今も馴染みのある名称だけど、実は住所名になってない地名がほとんど。例えば、日本の田舎で新住所が使われても、地元では昔の地名で解かりあったりするのと同じ感じ。ハワイのローカルの話しについていくには、昔の地名を知っていることが結構キーポイントになることが多い。カウアイ政府もなかなか粋な計らいをするもんだなあ。