カウアイの入り口「リフエ空港」からライス・ストリートを南下したところにあるのが、カウアイ島最大の港「ナウィリウィリ港」。1930年以降、カウアイのオフィシャル・ハーバーとして、米国沿岸警備隊が置かれ、燃料輸送所が設置されている。他所から貨物を運んでくるコンテナー船の出入り港、また大型豪華クルーズ船の寄港地としても活躍している。港の建設資金は、当時ハワイで積極的な活動を見せた政治家で、資産家でもあったジョージ・ノートン・ウィルコックスが寄付したもの。
ナウィリウィリ港を含む「ナウィリウィリ湾」に注ぎ込む「フレイア・ストリーム（Huleia Stream）」付近にかつて生い茂っていたウィリウィリの木から、この名前がつけられたとされている。（名前の由来は諸説があるようだ）
周辺には、アンカー・コーブ・ショッピングセンター（Anchor Cove Shopping Center）、ハーバー・モール（Harbor Mall）、車で5分ほどのところに、島最大のショッピング・モール、ククイ・グローブ・センター（Kukui Grove Center）がある。アンカー・コーブ・ショッピングセンターの裏手にはヨットやアウトリガー・カヌーなどのクラブがあり、クラブ・メンバーたちが練習する風景なども見える。また、ポリネシアの伝統航海術を使って世界中をまわる、ハワイの伝統航海カヌー「ホクレア号」がカウアイ島に来る時に寄港する港のひとつでもあり、ホクレアの兄弟「ナマホエ号」の建設が行われていたのもこの港の一画。現在はホクレアとともにナマホエの寄港地にもなっている。
週に何度かアメリカ本土から到着する豪華クルーズ船、カウアイに暮らしの物資を運ぶ貨物コンテナー船で賑わうすぐそばで、ローカルたちが釣り糸を垂れ、アウトリガーカヌーを漕ぐ。そして時々はハワイの伝統航海カヌーが寄港する。さまざまな場所と時間をつなぐ、カウアイの海の入り口となっている。
Information
| 地図 | MAP |
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| 住所 | Nawiliwili Harbor Lihue HI |
