カウアイ島のメジャー・ビーチのひとつで、2つの湾を内包する大きく開放的なポイプ・ビーチ。その周りに完備された公園設備とともに「ポイプ・ビーチ・パーク」として、ローカル、ツーリストともに、人気の高いビーチである。年間を通して天候に恵まれているためか、この一帯は、北のプリンスヴィルとならんで島の一大リゾート地になっている。青い空と海、白砂のビーチ、コースト・ラインにはホテル、コンドミニアムがゆるりと点在している。
カウアイの美しい自然を最大限に活かした一大リゾートの顔ともいえるポイプ・ビーチは、米国トラベラーチャンネルで、アメリカのベスト・ビーチに選ばれている。シュノーケリング、ブギーボード、遊泳、浜辺での読書や、ゴロリと寝転んで、ゆっくりと、ゆったりと時間を過ごせる。大人から子供、ファミリーまで、来る人を選ばない多目的ビーチ&パークといえるだろう。
また、絶滅危機に瀕しているハワイアン・モンクシールが訪れることでも知られている。いま生存している1200頭のハワイアン・モンクシールのほとんどがカウアイ島の海域で泳いでいるとされ、とくにこのポイプ・ビーチの砂浜でゆったりと昼寝する姿がよく見られる。ハワイアン・モンクシールに触れたり、ましてエサをあげたりすることは絶対に禁止で、ハワイアン・モンクシールが現れた際には、周囲に立ち入り禁止のテープが貼られ、少なくとも150フィート(約46メートル)以内には近づけない処置が取られる。また、海でシュノーケリングをしていると、そばをハワイアン・モンクシールが泳いでいることもある。絶対に手を触れたりしないように気をつけたい。
ほかにも12月から4月にかけて回遊してくるザトウクジラや、大型ホヌ(Hawaiian Green Sea Turtle 大きなウミガメ)などが見られ、ポイプの暖かいビーチは、人だけではなく、海洋ほ乳類にとっても魅力的なビーチのようだ。
公園にはトイレ、シャワー、ピクニック・テーブルが完備されている。また、ライフ・ガードが毎日朝7時~夕方5時まで待機している。南海岸らしい少し強めの日差しがカラダとココロを暖かくゆるめてくれる、カウアイの代表的ビーチである。
Information
地図 | MAP |
---|---|
住所 | Poipu Beach Park Koloa HI |