カウアイ島の観光スポット

スミス・トロピカル・パラダイス
Smith's Tropical Paradise

ワイルア沿いに造られた南国の楽園と伝統的スタイルのルアウ

東海岸イーストコースト | プナ地区、ワイルア | フラ、ルアウショー、植物園、観光名所

約55年前、ワイルアへの土地の美しさとハワイ文化を、島を訪ねる人にもシェアしたいという思いから、スミス・ファミリーによって造られ、オープンされた熱帯の楽園が、スミス・トロピカル・ガーデン。親子4代にわたって現在も多くの観光客を集める、エンターテイメント・スポット。約30エーカーの広大な土地に、蛇行する道が敷かれ、その道沿いにハワイで見られる多くの植物が植えられている。20種類以上の果実のなる木があり、ハワイの樹々があり、またトロピカル・エリアでは、色とりどりの花が咲き誇り、楽園に咲く花々の色彩を楽しめる。庭にあたる部分は、ワイルア・マリーナ州立公園にあたり、ピクニックや散策を楽しめる場所になっている。オススメは夕暮れ時。辺りがほんのりとオレンジになる一日の終わりに歩く庭園、そこに広がる光景はまさに南国の楽園といった雰囲気。静かで穏やかな川沿いの庭園に、クジャクなどをはじめ、多くの鳥が自油自在に足元を歩く姿もまた、手つかずの楽園を美しく演出している。

Columnガーデン・ルアウ＆インターナショナル・ショー: スミス・トロピカル・パラダイスの庭園内で行われる「ガーデン・ルアウ＆ナショナル・ショー」は、カウアイ島で一番の歴史を誇るルアウショー。見物はなんといってもショーが始まる前に行われる「イム・セレモニー」。イムとはハワイ語で「蒸す」という意味。土の中に豚一頭を丸ごと入れ、バナナの葉で全体を覆い、土の中でちりちりに焼いた石を入れて蒸す。それを取り出す作業が、「イム・セレモニー」。この蒸し豚のことを「カルーア・ピッグ」といい、これがルアウの料理の一つとして、テーブルに並ぶ。フラをはじめポリネシアン・ダンスで構成されるエンターテイメント・ショー前の宴のメイン・ディッシュのひとつになる。ショーは「インターナショナル」と名前につく通り、ハワイ、タヒチ、サモア、フィリピン、中国、日本、ニュージーランド、ファイヤーダンスなど、ポリネシアの踊りと移民時代にハワイに入ってきた主要国の各文化を見せる構成になっている。いくつもの場所でさまざまなルアウ・ショーが行われているが、最も素朴で昔からのスタイルでルアウ＆ショーが行われているのがスミスのガーデン・ルアウだと言えるだろう。