カウアイ島の観光スポット

ワイメア渓谷州立公園
Waimea Canyon State Park

ハワイ最大の渓谷、太古からの時間が創る壮大な大自然アート。

ハワイ州カウアイ島のワイメア渓谷

「太平洋のグランド・キャニオン」…1800年代を代表するアメリカの作家マーク・トウェインによって、そう表現されたワイメアにある渓谷。「ワイメア」、ハワイ語で「赤い水」という意味を持つこの深い渓谷は、全長16キロメートル、奥行き1,6キロメートル、深さ1,000メートル以上の太平洋で最大。赤い土の混ざった水はゆっくりと渓谷を縫うように流れる。

ハワイ諸島は、何千フィートもの地底にある太平洋プレートの活動から起きた噴火によって誕生した。その最古の島がカウアイ島。約5万年前の溶岩流の流れでできたワイアレアレ山の頂からの水流と、洪水が大地を浸食し、約400万年前には火山島の一部が崩壊した。その崩壊の一部に沿って、この巨大な渓谷はできあがった。ハワイ諸島最古で最大の渓谷である。長い長い、途方もなく長い時間の中で何度も起きた噴火と洪水、それによって堆積した火山灰と溶岩流でできたのが、今日、ワイメアで見られる壮大な断層である。

緑に覆われた山がぱっくりと口を開けたように割れ、人類誕生以前から堆積された地層の重なりが赤茶けたさまざまな色合いを見せる、むき出しになった断層。その上空には真っ白な雲をたたえた青い空が広がり、空の動きをきれいにトレースするように、刻一刻と光と影が移動しながら渓谷の表情を変えていく。ハワイ諸島の中でもここでしか見られない、自然が造りあげてきた圧倒的な美しさと、壮大なスケール。急ぎ足ではなく、ゆっくりと時間をかけて堪能したいスポットである。

ワイメア渓谷展望台 Waimea Canyon Lookout

ワイメア州立公園の中に設置された展望台の中で、最初に出会うのがこの「ワイメア渓谷展望台」。渓谷に向かって張り出すように設置された展望台に立つと、まるで渓谷の中、宙に浮いているような感覚をおぼえる。自然が造った壮大なアート、ワイメア渓谷の迫力と魅力が味わえる。

ワイメア渓谷展望台
ワイメア渓谷展望台は味のあるサインボードが目印。
ワイメア渓谷を観光するツーリスト
ワイメア渓谷には毎日のように世界中から観光客が訪れている。

プウ・カ・ペレ展望台 Pu’u Ka Pele Lookout

ワイメア渓谷展望台から車で少し登ったところにある展望台。角度を変えながらさまざまな表情を見せる渓谷が楽しめる。ウィンターシーズンにはワイポオ滝(Waipo’o Fall)を見る機会に恵まれるかも。

プウ・ヒナヒナ展望台 Pu’u Hinahina Lookout

渓谷をまた違った角度から見る展望台と、すぐそばに、ニイハウ島が見えるニイハウ・ビュー・ポイントもある。

ワイメア渓谷のプウヒナヒナ展望台
ニイハウ島が見えるプウヒナヒナ展望台の入口。
プウヒナヒナ展望台から見るワイメア渓谷
プウヒナヒナ展望台からのワイメア渓谷も絶景だ。

Information

地図 MAP
住所 Waimea Canyon Dr Waimea HI 96796